映画の出来もさることながら、サントラも非常にハイセンスなタランティーノ監督。痒い処に手が届く素晴らしい選曲は、まさに音楽オタクの監督ならではでしょうね。オープニングで流れる"MISIRLOU"から、"JUNGLE BOOGIE"へと曲が変化する瞬間に痺れた方も多いはずです。

本作で殆どの楽曲をエイミー・マンが担当し、映画の内容に見劣りしない曲を書いています。少し物悲しい脚本に新たな色味を与える彼女のセンスには、非常に奥深い人間性を感じますね。

当時、一世を風靡した海外TVドラマのサウンドトラック「O.S.T / TWIN PEAKS」です。映画監督としても名高いデイビット・リンチ氏のプロデュースとして知られる本作ですが、サイケ性に富んだ物語の雰囲気と絶妙にマッチしており、一度聴いたら手放せないですね。

ソフィア・コッポラ監督処女作のサウンドトラックは、全てAIRが監修する事に。映画のポップでお洒落な雰囲気は、彼らの音でなければ表現できないのではないでしょうか？音楽的評価も非常に高い作品ですので、是非お試しください！

グラムロックを題材に据えた映画として成功を収めた本作。成功の裏には、数々の有名バンドの楽曲が使用されたサントラがありました。特筆すべきは、トム・ヨーク（RADIO HEAD）やバーナード・バトラー（SUEDE）らによって編成されたスペシャルバンドの名演でしょうね。

全体的にエレクトロ方面からの楽曲を主体にして作られた「O.S.T / THE BEACH」。ブラーやアンダーワールドという少しベタな選曲がされており、サントラ目的以外にも良きオムニバス盤として非常に価値ある一品です。

サントラ史上類稀なる売り上げを記録したモンスターアルバムとして、お父さんやお母さん世代は必ず知っていると言える「O.S.T / SATURDAY NIGHT FEVER」。全編とも良質なディスコで占められており、ビージーズの"NIGHT FEVER"を始めとして全ての収録曲が大ヒットを飾ったと言っても過言ではありません。

サントラとしての価値よりもビョーク個人の作品として評価が高い「SelmaSongs」。映画の内容があまりにも素晴らしく、ビョークの演技、歌との完璧な融合を果たしている本作は、全映画ファンに大推薦したいディスクです！まず映画を先に観てから、聴いてください。

稀代のカリスマ、ヴィンセント・ギャロによる処女作にして、多くの映画ファンを虜にした作品。制作・監督・音楽、すべてをこなすという彼のこだわりが詰まった「O.S.T / Buffalo 66」は、イエスやキング・クリムゾンといったプログレ界の大物を配した好作品です。

バズ・ラーマン監督による独特の手法が生かされた映画として、特殊な舞台設定を敷いています。そのため、サントラにレディオヘッドとカーディガンズの楽曲を同時に使用していたり、とにかくバラエティーに富んだ色を与えています。

ミュージカル映画にとって、サントラは命とも言えるでしょう。「O.S.T / MOULIN ROUGE」では、お馴染みのあの曲を様々なアレンジで楽しめ、ユアン・マクレガーとニコール・キッドマンがそれらを情感たっぷりと歌い上げます。話の良し悪し以前に、サントラの出来の良さに目がいってしまいますね。

お馴染みのテーマで始まり、フルオーケストラで迫力のサウンドを聴かせる「O.S.T / STAR WARS EP1」。三部作とは全く違った雰囲気を演出する交響楽団が、期待感をさらに盛り上げる曲を演奏します。これはファンならずとも、聴きたい作品でしょう。