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NEW WAVE / POST PUNK CLASSICS

ニューウェーブ、ポストパンクという言葉を最近よく耳にします。何故、今80年代の音が注目されているのだろう?1970年代後半に数多くのパンクバンドが生まれ次第に衰退していき、そんな流れの中で生まれたニューウェーブという摩訶不思議な言葉。私自身、未だに何がニューウェーブなのかが曖昧ですが、聴いた事もないような音が次々に届けられた時代とその時代に生まれたバンドを総称して、このように呼ぶのではないかと思います。ヨシ、そうしておこう!
その昔、初期パンクから洋楽にのめりこんだ自分が、次に興味を持ったのはこうした80年代の音であり、苦労してCDを集めてた事が思い出されます。今回は、そうした数多の先人達を紹介したいと考え、重い腰を上げました。コレは聴くべきだ、いや・・・聴いた方が良い、うーん・・・それとなく眺めて頂ければ幸いです。
狭い知識で語っていますので、オススメあったら教えてください。
Throbbing Gristle
インダストリアルの創始者と呼ばれ、それまでのロックから逸脱した作品「20 Jazz Funk Greats」を作り上げたスロッビング・グリッスル。言うまでも無く、ジャズやファンクの要素は皆無に近く、ノイズを前面に押出したインスト曲が大半を占めています。本作がリリースされたのは79年の事、パンク隆盛の裏では密かにこのような奇作が生まれていたのですね。
Public Image Limited
私が洋楽に浸かり始めた頃、最初に手に取ったのがPILの「Public Image」でした。何故かと言うと、セックス・ピストルズが大好きだったので、その流れで入り易かったからでしょうね。ジョン・ライドンの"ROCK IS DEAD"という発言がとかく有名ですが、それほどロックから外れていない気がするのは私だけでしょうか?新しい音を模索しようとしている意気込みは素晴らしいですが。
The Monochrome Set
今ではネオアコの模範的なバンドとして据えられている彼らですが、やはりニューウェーブから派生したバンドとして紹介したいトコロ。快作「Westminster Affair」なんかは勿論、洒落たギターポップに聴こえるのですが、初期の頃には当時ニューウェーブ一色であったラフトレード・レーベルからシングル連発という過去を持っているのです。
A Certain Ratio
80年代、マンチェスター、ダンス・カルチャー、これらのキーワードを結ぶファクトリー・レーベル、その第一弾として契約されたサートゥン・レイシオ。比較的ダンサブルに作られたサウンドと沸点の低いボーカルは、一度聴くと耳から離れませんな。ジョイ・ディビジョン(ニューオーダー)も良いけれど、彼らはもっと知られるべきです。
The Raincoats
ミニマリズム溢れる実験作も、レインコーツのように様々な楽器を使ったポップも、自由に表現できる時代がニューウェーブですよね。女性が歌いあげる浮遊感漂うヴォーカルとストリングスを交えたストレンジなサウンドは、先のサイケ全盛期を思わせます。「スリッツが好きだ!」なんて言う粋な方には、1stアルバム「The Raincoats」も推薦します。
NEW ORDER
なんだかんだで、ニューウェーブ=ニューオーダーという図式を覚えてしまっている自分なので、やはり無視できないですね。イアン・カーティスの死によって、デジタルサウンドを持って生まれ変わり、一時代を築いたバンドです。適度にポップな部分が、日本人ウケする要因なのでしょうか?現役で活動している点は、非常に親しみ易いですね。
GANG OF FOUR
DISC GUIDEの方でも紹介しましたが、彼らも重要なバンドに違いはないでしょうね。「アンディ・ギルの鋭いギターは〜」なーんて言うのがセオリーなんですけれども、私の印象はとにかく音が軽いという事です。しかし、この軽さと独特のファンキービートが、いかにも80年代初頭を表している気がするのも確かですし、アルバムタイトル「entertainment!」(左の写真)も◎。
THE SMITH
もしスミスが売れていなかったなら、今のラフトレードは存在していないのでは?彼らが多くの人々に受け入れられた要因は、やはりポップだったからでしょうね。実験的な音が追求されていた時代、彼らもまたそんな時代を通過したバンドですが、逆行し最終的にポップミュージックに帰結したスミスが勝ち組に。