■ ZEBRA HEAD ■□     Official

ジャスティン・マウリエロ(Vo)
アリ・ダバタビィ(Rap)
グレッグ・バーグドルフ(G)
ベン・オズモンドソン(B)
エド・ウドハス(Dr)



"海外メロコア界きっての親日派"、"最強のお馬鹿バンド"等、様々な異名を持つゼブラヘッド。さすがに西海岸で生まれたバンドならではの良質なメロディは、確実に日本人のツボを刺激し、ジャスティン・マウリエロによるヴォーカルとアリ・ダバタビィのラップが絶妙に絡み合うスタイルは、誰しもが心躍らせる事かと思います。

兼ねてより、米国よりも日本での人気を不動のものとしてきたゼブラヘッドですが、2ndアルバム「PLAYMATE OF THE YEAR」ではさらに多くのファンを虜にし、近年では単独公演やフェスティバルの常連という認識すらありますよね。ヴォーカルのジャスティンを始めとして、そのキャラクターも大変面白可笑しく、今や最も親しみ易いポップパンクバンドになったのではないでしょうか?






● 「WASTE OF MIND」 (1998)

1.Check
2.Get Back
3.Real Me
4.Someday
5.Waste of Mind
6.Feel This Way
7.Walk Away
8.Big Shot
9.Swing
10.Jag Off
11.Time
12.Move On

13.Fly Daze
14.Bootylicious Vinyl











インディー時代を経て、威風堂々とリリースされた記念すべきメジャー第一弾アルバム「WASTE OF MIND」。西海岸を出身とするバンド特有の、ある種の良い意味で能天気なサウンドが、私達にポジティブなパワーを与えてくれる事は言うまでも無く、雑多なジャンルを吸収する貪欲なスタイルは非常に素晴らしいの一言です。しかし、大手レーベルからの並々ならぬオファーを受け、大きな期待をされましたが、本国アメリカで成功したとは言い難いものがあります。

一見、メロディ重視の駄曲かと思わせるM1."Check"ですが、伸びやかなヴォーカルとラップのコンビネーション、迫力のあるギターサウンドは、ゼブラヘッドならではでしょうね。そして彼らの魅力を最大限に発揮しているM3."Real Me"では、メロディの良さもさる事ながら、独特のセンスで奏でられるリフとチョッパー・ベースの響きが抜群に心地良いです。また、M6."Feel This Way"のような切ないメロディもアルバムの雰囲気にスパイスを与えています。

● 「PLAYMATE OF THE YEAR」 (2000)

1.I Am
2.Playmate of the Year
3.Now or Never
4.Wasted
5.I'm Money
6.Go
7.What's Goin' On?
8.Subtract You
9.Hell That Is My Life
10.E Generation
11.Livin' Libido Loco
12.In My Room

本物のプレイメイト(洋アダルト雑誌"PLAYBOY"に出てくる女性)を起用し、タイトルにもその名を冠した2ndアルバム「PLAYMATE OF THE YEAR」がリリースされ、彼らは日本での人気を不動のものとします。音楽的な進歩はそれほど見られないものの、前作以上にキャッチャーであり、キレの良いラップは相変わらず健在です。また、ライブ・パフォーマンスにも定評がある彼らですが、今作ではライブ映えする曲が多く含まれている事も特徴かと思います。

得意とする高速ラップからダイナミックなサウンドを聴かせるM1."I Am"は、本当にゼブラヘッドらしいですね。聴き易さにおいては、同系統では右に出るバンドはいないと言え、タイトル曲であるM2."Playmate of the Year"での王道メロディがそれを証明しています。度々、メロディの良さだけが挙げられがちでしたが、ラテン曲調のM11."Livin' Libido Loco"などを聴けば彼らの間口の広さが伺えます。

● 「MFZB」 (2003)

1.Rescue Me
2.Over The Edge
3.Strength
4.Hello Tomorrow
5.The Set-Up
6.Blur
7.House Is Not My Home
8.Into You
9.Alone
10.Expectations
11.Falling Apart
12.Let It Ride

13.Type A
14.Runaway
15.Dear You (Far Away)










ファンにしてみれば、やっとの事でリリースされた3rdアルバム「MFZB」。前作「PLAYMATE OF THE YEAR」までの妙なお馬鹿振りは若干薄れ、今作ではメンバー自身が語る通りにロック色が強い作品になっています。こうした原点回帰的な試みは、バンドやメンバー個人の音楽的成長を表す事が多いですが、単に彼らの持ち味である"お気楽さ"みたいモノが無くなり、個性が失われたと評する方も多いですね。

ロック色が強くなったとは言え、M1."Rescue Me"やM2."Over The Edge"を聴く限りでは、前作までのファンも問題無く入り込めるのではないでしょうか?確かに、全体的なレベルは落ちていると考えるのが普通ですし、これではどこにでもいるバンドと変わらないのではないか?と思いますが、M8."Into You"のような佳曲も見られ、気にするような出来の悪さではないと考えます。