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■ RADIOHEAD ■□     Official

トム・ヨーク(Vo)
ジョニー・グリーンウッド(G)
コリン・グリーンウッド(B)
エド・オブライエン(Vo & G)
フィル・セルウェイ(Dr)



ロック好きの八割の方が、フェイバリットに挙げると思います。そう言う私も大好きですけどね。世界最高と謳われるロックバンドにして、数々の名盤を世に送り続けている彼ら、ファンのみならず多くの批評家から絶賛された3rdアルバム「OK COMPUTER」を超えるディスクは未だに存在しないのではないでしょうか?

その繊細で美しい音、トム・ヨークによる自虐的とも言える詩世界は、私達の心に何かを揺さ振りかけてきます。また、4thアルバム「KID A」ではエレクトロニカを大々的に取り入れ、バンドとしてのこれからを示唆する作品をリリースしました。

バンドの背景を知れば知るほど、レディオヘッドがいかにオリジナリティーに溢れ、確かなセンスを持っているかを知りました。もし、食わず嫌いで彼らを避けてる方がいるなら、是非聴いてみて欲しいものです。




● 「Pablo Honey」 (1993)

1.You
2.Creep
3.How Do You?
4.Stop Whispering
5.Thinking About You
6.Anyone Can Play Guitar
7.Ripcord
8.Vegetable
9.Prove Yourself
10.I Can't
11.Lurgee
12.Blow Out

1stアルバム「Pablo Honey」は、明らかにメロディ重視なギターソング、メンバーの異色なルックスも含めて、"ただの一発屋"という評価を与えられています。確かに、先行シングル"Creep"は、その年を代表する曲だったのですが、シングル一枚で米国をも簡単に手に入れてしまった彼らに対して、世間の評価は厳しかったのですね。後々、そんな大衆もレディオヘッドの底知れぬ進化に驚く事になるのですが。この作品は、彼らの類稀なる音楽性の片鱗を見せた極めて重要な初期作品だと思います。

"Creep"、"Anyone Can Play Guitar"はシングル化されるに相応しいと言え、どちらも素晴らしい曲ですが、その他にも無視できないポップソングが配されています。ツインギターの嵐が突然鳴響く"You"や"Stop Whispering"は、今でも好んで聴いています。"Ripcord"なんかは、後期のレディオヘッドでは絶対に有り得ない単純さですが、これはこれで全く問題無く聴けます。

● 「THE BENDS」 (1995)

1.Planet Telex
2.The Bends
3.High and Dry
4.Fake Plastic Trees
5.Bones
6.Nice Dream
7.Just
8.My Iron Lung
9.Bullet Proof...I Wish I Was
10.Black Star
11.Sulk
12.Street Spirit (Fade Out)

2ndアルバム「THE BENDS」は、全世界を唸らせる痛恨の傑作になりました。M8."My Iron Lung"を聴いても分かるように、一発屋という汚名を着せられた彼らの世界に対する反逆的な内容になっていますよね。トム・ヨーク自身も、この作品をレディオヘッドのデビューアルバムにしてほしいと語っている事から、1stアルバムがバンドの足枷になっていると言え、言い換えれば自ら駄作の印を押してしまったと言えます。このアルバムあたりからトムの被害者意識が強くなっていったのかも知れません。

突如始まるスペーシーな楽曲"Planet Telex"を聴いただけでも、幾分成長の程が伺え、続くM2."The Bends"は1st「Pablo Honey」からの流れを汲む壮大かつ美しいギターソングです。前作のファンも頷けると思います。今でもライブの常連曲である"Fake Plastic Trees"や"Just"なども収録され、名実共に名盤の名に相応しいですね。

● 「OK COMPUTER」 (1997)

1.Airbag
2.Paranoid Android
3.Subterranean Homesick Alien
4.Exit Music (For A Film)
5.Let Down
6.Karma Police
7.Fitter Happier
8.Electioneering
9.Climbing Up The Walls
10.No Surprises
11.Lucky
12.The Tourist

そしてさる97年、3rdアルバム「OK COMPUTER」がこの世に産み落とされ、90年代最高のロックアルバムという評価と共に、彼らは孤高の地位を築く事になります。M2."Paranoid Android"を聴いても分かるように、静と動を使い分ける巧みな曲展開は本より、煮詰めに煮詰めた神懸り的なギターサウンド、その全てがトム・ヨークの高音ヴォーカルにより集約されていますね。世界中のファン、批評家から大絶賛の嵐を受けた作品に、さすがの私も初めて聴いた時は鳥肌が立ったほどです。しかし、あまりに評価され過ぎた為に、彼らには重いプレッシャーとなった事も事実なのです。

M1."Airbag"から、今まで出会った事も無いような不思議な感覚を受け、そのテンションのままレディオヘッドの世界へ引き込まれていきます。アコースティックの音色から、一気に壮大かつ感傷的に発展するM4."Exit Music"はこの上無く感情を揺さ振られる美曲だと言え、そこからM5."Let Down"を挟み、おそらくファンの間で一、二を争う人気だと思われる大名曲"Karma Police"へと繋がっていきます。駄作と呼べる曲は一切存在しておらず、ロック史上稀に見る完璧なアルバムに名を刻んだはずです。

● 「KID A」 (2000)

1.Everything In Its Right Place
2.Kid A
3.The National Anthem
4.How To Disappear Completely
5.Treefingers
6.Optimistic
7.In Limbo
8.Idioteque
9.Morning Bell




前作であれほどの作品を作り上げてしまった彼らが、満を持してリリースされた4thアルバム「KID A」。それまでのレディオヘッドの核となるギターサウンド、トムのヴォーカルは若干息を潜め、大胆なエレクトロニクスを導入した作風は、当然の事ながら賛否両論を浴びました。メロディーを一切排除した曲展開、と言ってもテクノほどグルービーでもありませんが。レディオヘッドやビョークが、このようなレベルに到達できた事はある程度予測出来た事なのかも知れません。

M1."Everything In Its Right Place"は、まるで反復ビートのように繰り返されるトムの声が、もはやヴォーカルと呼べるものでは無く、一つの音(要素)として鳴らされているという点で、本作品の顔とも言えるトラックでしょう。全体を通して、電子音に頼り切った感が否めない作風の中でも、M3."The National Anthem"やM8."8.Idioteque"は当然素晴らしく、まだ聴き慣れない無機質音をレディオヘッドたらしめていると言えます。

● 「AMNESIAC」 (2001)

1.Packt like sardines in a crushd tin box
2.Pyramid song
3.Pulk/pull revolving doors
4.You and whose army?
5.I might be wrong
6.Knives out
7.Amnesiac/Morning bell
8.Dollars & cents
9.Hunting bears
10.Like spinning plates
11.Life in a glass house


前作「KID A」から比較的短期間でリリースされた5th「AMNESIAC」は、バンド自身が語るように前作とセットと考えていいでしょうね。すべての作業は、「KID A」同様にハードディスク上で行われた事は周知の事実ですが、大きな違いはシングル化されたM2."Pyramid song"とM6."Knives out"の存在です。これらの楽曲を際立たせる理由は何故なのでしょうか?

まるで鉄鋼を金槌で叩くかのような感覚を覚えるM1."Packt like sardines in a crushd tin box"は、一聴しただけで印象に残るトラック。そして、M2."Pyramid song"を始めとして、今作ではトム・ヨークのヴォーカルに生気が戻ったとも言える楽曲が数曲散りばめられており、良い悪いは別として非常に聴き易くなったと言えます。M6."Knives out"から後半にかけては、緩急を踏まえた神懸り的展開で私達を圧倒させます。

● 「Hail to the Thief」 (2003)

1.2 + 2 = 5
2.Sit Down. Stand Up
3.Sail To The Moon
4.Backdrifts
5.Go To Sleep
6.Where I End And You Begin
7.We Suck Young Blood
8.The Gloaming
9.There There
10.I Will
11.A Punch-Up at a Wedding
12.Myxamatosis

13.Scatterbrain
14.A Wolf At The Door











現時点での最新アルバム6th「Hail to the Thief」は、集大成的な作品と称される通り、初期〜5th「AMNESIAC」までの総括とも言える出来となっています。デビュー当初からギターロックとしての限界を突詰め、それらを独創的なメロディで綴ってきた彼らでしたが、4th「KID A」ではハードディスクを駆使したエレクトロニクスへの接近でファンを驚かせ、ようやく集大成的作品をリリースしてくれましたね。このアルバムを最後にレコード会社との契約も切れ、これからはシングルを中心に活動していく表明を示しており、本作がレディオヘッドとしての完成形とも解釈できると思います。

アルバムの全体色を表すM1."2 + 2 = 5"は、前作や前々作では多用されなかったギターサウンドが復活し、4thアルバム以前の彼らを想像できるトラックですね。また、本作品が3rd「OK COMPUTER」期を基調とし、4th「KID A」〜5th「AMNESIAC」の良い部分だけを凝縮した内容である事に気付く方も多いと思いますが、それらを巧みに融合させるバランス感覚のようなモノ、レディオヘッドの優れている点はそこなのではないでしょうか?電子音を殆ど使わずに、これほど不気味な音を演出したM9."There There"などを聴くと、やはり前作で培った技術も生かされているのではないかと考えます。